宝くじの売り上げ金額の一部は防災対策や公園整備などに使われています。今回の記事では、宝くじの売り上げがどのように使われているのか具体的に紹介します。
目次
「宝くじ購入=寄付」
あまりにも当選しないので、「宝くじを買って損した、後悔してる」もしくは「宝くじは買わない」と考えてる人も少なくないと思います。
しかし、宝くじで得た収益は社会貢献活動に使われているので、宝くじを買ってお金を無駄にしたと考えるのは時期尚早です。
宝くじ売り上げ金額の行先
例えば、2020年(令和2年)の宝くじ販売実績は8,160億円。(参考:宝くじ公式サイト)仮に宝くじ一枚300円とすれば、2億7千万枚以上も売れていることになります。
では早速、この8,160億円の使い道を紹介します。
❶3,839億円(47%)の使い道
当選金にあてられます。夢がありますね!
❷2,982億円(36.6%)の使い道
収益金として全都道府県の発売元に納められます。そして各都道府県の公共事業に使われます。
具体的には
- 歩道、ガードレール、照明などの交通整備
- 図書館資料整備
- 児童相談所整備
- 美術館管理運営
- 子どもの居場所づくり促進事業
- 医療費助成事業
- 消防施設整備
- 国際化推進事業
- 学校整備事業
- 子育て支援事業
- 少子化対策事業
- 高齢化対応事業
- 児童館運営事業
- 防災施設の維持管理
- 地域経済活性化事業
- がん検査
- 外国人留学生支援事業
あげ出したらキリがありません、、。僕自身、実際に調べてみて、社会を良くするために使われているんだと感じることができて心が温まりました。
❸113億円(1.4%)の使い道
社会貢献広報費。宝くじの社会貢献性についての広報に当てられています。
宝くじを買ってハズレても社会貢献に繋がっているのである意味当たり!?
❹1226億円(15%)の使い道
印刷経費、売りさばき手数料。
以上の4つに約8000億円もの大金が使われております。もし宝くじを買ったとすれば購入金額の約4割は寄付になると言っても良いですね。宝くじが当たらなかった場合でも社会の役に立ったんだと考えることで自尊心が養えます。
寄付の哲学
寄付に関する深いいお話を入手したので共有します。
❶寄付は本当に良いことなのか?
と言うのもこんなストーリーがあります。1人の乞食が、通行人の袖を引っ張り、金品を願いもとめた。それに対して通行人は次のように答えた。
「一番最初にお前に小銭を与えた人がいたため、それがお前を怠惰にして、現在のように卑しく、恥ずべき生活を遅らせるようになった。
今、私がいくらかの小銭をお前に与えれば、お前はこれより後、今よりもっとみじめな乞食になるだろう」
というお話です。確かな背景は分からないので良し悪しは付けれませんが、個人的には納得できるストーリーです。
少し別の例ですが、欲しいと言った物をなんでも買い与えるような「子供に甘すぎる親」は本当に子供のことを考えているのか?と言う疑問が生まれます。
子供は親がなんでもしてくれるものと学習して、1人で生きて行くスキルが身につかなくなってしまう危険があるからです。
このストーリーとは違って、図書館の運営費や交通整備などの費用で使われる寄付は良い寄付だと思います。
寄付の名言集
❶ビートたけし
『世間にバレないようにコッソリやるのが「粋」』
❷アルバート・アインシュタイン
『他人のために尽くす人生こそ、価値のある人生だ』
❸ウィストン・チャーチル
『人は得るもので生計を立て、与えるもので人生を築く』
❹ユダヤの教え
『他人を幸福にするのは香水をふりかけるようなものだ。ふりかける時に自分にも数滴はかかる』
❺ビルゲイツ
『効果的な慈善活動を実現するには多くの時間と想像力が必要だ。それは一つのビジネスを興す場合に必要な目標とテクニックと同じ類のものだ』
まとめ
僕個人としては「寄付をする」と言う目的で宝くじを買っていませんが、ハズレた時に払った金額の半分くらいは社会貢献に役立っているんだなと考えることが出来るので、その点では「寄付」になるんだと心を落ち着かせています。
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